正午起床、窓の外は曇天・・サウナも中3日空けてしまったので、近くのスーパー銭湯でゆっくりかしらと思い。しかし、行こうとしていた久しぶりの埼スポ(埼玉スポーツセンター)が設備の不具合でしばらく休業との事・・気が変わりこちらへ。
戸田市の「サン光湯」さん。特になにかありそうでもないけれど、なぜかずっと「イキタイ」にブックマークしてたんよね。
到着してみると宮造りに煙突と、なにやら良さげではありませんか。。サウナ込みで 450 円。東京都の銭湯料金はそろそろ 500 円に値上げするらしいけど、埼玉って 450 円だったか。。
浴室はきちんと整っていて明るく綺麗。第一印象は壁にペンキ絵もタイル絵もない点。ペンキ絵が無いとこんなにシンプルに見えるものなのか。
超音波座風呂、ミクロンバイブラ、ショルダー打たせ湯のあるメインの浴槽はおいらには熱めで、日替わり健康薬湯へ。この日はラベンダー&カミツレの青紫の湯。ホームページを見ると月曜日がおいらの好きな実母散でした。
サウナ前に露天風呂(男湯のみ)もチェック。素敵な岩風呂です。よく手入れされた植物と、見上げると煙突。ただ、これまた自分的に熱めでした。
サウナはスチームでタイルの腰掛けは定員4人くらい。このベンチの下に何かのパイプが通っていてどういう装置か分からないがそこが蒸気の発生源みたい。
隅には水の蛇口とケロリンの黄色い桶。ローカルルールか分からんけど細く水が出しっ放しになっている。データでは 55 ℃ とあったが、充分サウナできますね。セルフアウフグースすると相当な熱波。小さな窓からは脱衣所が見える。温度計、湿度計、砂時計も何もなく、灯りと非常ボタンがあるのみ。体感5、6分で出て水風呂へ。
この水風呂がサ室を出て左手奥なんだけど、ちょっと独立した空間のようになっている。家庭用のバスタブを少し大きめにしたようなサイズ感で強めのバイブラ。この水風呂も意外と良かった。井戸水、軟水とのこと。
この日は1セットで最後にさきほどの日替わり薬湯へ。先に入っていた親父さんが
「今日は特別ぬるいよ」などと。
「そうなんすか〜、自分熱いの苦手で」。
自分以外の客は地元のお父さんばかりのようでおそらく最年少であった。ここで「禁煙」「身体をよく拭いてから」「ロッカー荒らしに注意」・・等々、筆で手書きの注意書きがことごとく妙に達筆なのに気付く。お習字の先生レベル。
やっぱり脱衣所にも書が飾ってあったりして小さなギャラリーみたいでした。書には
"豊かな人生は思いやりの心 孤独でも素敵な人生を 悲しみも苦しみも人生の花"
"生涯現役 臨終定年"
などと書かれている。これも店主の方が描いたのか、ロッカーの上にかなり大きな油彩?画。ペンキ絵が無い代わりじゃないかもだけど、見事な富士山の風景画です。
休憩ロビーの革張りソファとガラステーブルの応接セットといい絨毯といい、ずっとこうしてやってきたんだろうな〜・・町の銭湯はどんどん減ってるけれど、末長く続いてほしい銘銭湯とサウナでした。