金曜日。週のラストサウナは台東区の「アクアプレイス旭」さん。
過去記事を漁ると約２年ぶり、二度目の再訪。此処はリピ確！と脳裏に刻まれたのを憶えている。
ついに「万田酵素の湯」（それが何かよく知らんけど）を体験する日が来たか・・と思えば、この日じゃなかった。
自分にしては珍しく、浴室とサウナの雰囲気を良く憶えていた。地味に嬉しい薬湯（この日はソルト＆マグネシウム）の前の足つぼ石はすっかり忘れていたが、何んと云ってもロフト状の中二階のサウナと水風呂が印象深い。階段を数えると 13 段。
サ室はオレンジと焦茶のサウナマットが隙間なく敷かれており、天井下の壁周りには、ほうじ茶だろうか、お茶だか薬草の入った袋が５つ６つ吊り下げられてあり、良い香り。
上段６分、下段 10 分、上段８分の３セット。
そして水風呂は最初の水通しと最後の交替浴を合わせて５回。浴槽の縁すれすれに張られた水は、岩の隙間から吐き出される滝により、さざ波を立てて常に溢れ出している。
まるで雪解け水が流れ込む綺麗な山上湖のような・・。
サウナ階の、腰掛けるには幅の狭い段差はサウナ利用者のペットボトル置き場になっている。壁とサ室に挟まれた細長いスペースの突き当たりに新たにととのいイスが一脚置かれていたので、そちらで休憩。
台東区内のサウナ有りの銭湯は 10 軒ほど訪れていて、無論一度や二度の訪問で断定はできないけれども、台東サウナ銭湯の中でもいちばん好きかもしれない。
スタンプ７つでゆっポくんタオルが当たるスタンプラリーが始まっていた。ちょっと頑張ればいけそうな気もするが、スタンプノート？を貰い忘れる（アプリか何かと思っていたら物理スタンプらしい）。
この日は浅草エリアという事で、蕎麦界の二郎「角萬」さんで昼食にする思い付きがあったが、例によって家を出る時間がギリギリで、これは昼の部のラストオーダーに間に合いそうもないな・・と、その時停車した「椎名町」でピンと来て下車。
角萬は７月に初めて食べた浅草店ではなく向島店に行ってみる予定であった。
・・で、椎名町駅前の「南天」さんで肉そばをかきこむ。10 月一杯で終了の「冷やし」にギリギリ間に合って、この予定変更というか思い付きはそれはそれで良かった。
上手く説明できない旨さで（）、お代わりもしてしまう。350 円のお代わりはミニサイズ。今度は温かい蕎麦にしてもらった。サウナ後に飲みの予定でもあったが、食後３、４時間は満腹でもっさりしたコンディションとなってしまった。
お蕎麦二杯をサウナタイムまでに消化させようと、椎名町駅周辺を少し歩き回る。
食後の一服をさせてもらおうとしたレトロな看板のパチンコ屋は入り口が分からず。
アーケードと商店街の感じがいい。この絵の背中側、突き当たりに大手スーパーのサミットがあったが、この商店街と共存しているのもいい。
四文屋のある駅、それだけで良い町である。
ランタンみたいな形の街灯が可愛らしい。
・・が、「ぎょう満」椎名町店は閉店。同じく西武沿線駅でよく見かける「福しん」は自販機店舗のみだった。
いずれ、お気に入りの銭湯「五色湯」さんと「南天」、行ってみたい「トキワ荘ミュージアム」とセットで、また。
再び電車に乗り、鶯谷で降りると台東区生涯学習センターまで歩き、マンホールカードを回集。
アクアプレイス旭の斜向かい辺りのレトロな文房具屋・・と思ったら自転車屋。
鶯谷の「信濃路」は裏口もあるらしい。
銭湯を出ると雨が降り出しており、いくつかのアーケードを通って飲み会の店へと向かう。
ここも宿泊者限定だけどサウナあるよね。ドーミーイン系なのかな。
雨のホッピー通りも、気分だ。
久しぶりに Y さんが顔を出せるという事で、確か三度目になる「楽宴」さんで。
つまみ３点セットと瓶ビール。
次週の沖縄行が想い浮かび、シークワーサーサワーなども。
毎回食べたい黒酢酢豚。
海鮮おこげ。旨い。
デザート？は桃まんじゅう。中身はあんまんだった。
散会後、F さんが寄れるというので鶯谷へ。先の「信濃路」さんで一杯。
敬する物故私小説書き、西村賢太の愛したお店であった。昭和 47 年創業とある。F さんはこの店で本人を見かけた事があるそう。
やはりタイミングというものは「今」「今日」しか無い、と。チャンスの女神に後ろ髪は無い。
梅サワーと、つぶ貝、蛸の唐揚げ、ハムエッグや肉野菜炒めなどと共に西村さんの小説にも出てきたかのウインナー炒め。
梅サワーの「ナカ」がやけに多い・・西村作品には「ウーロンハイも濃い」とあった記憶。
どて煮追加。一人あたり 1300 円ほど・・また来る。
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