東京サウナ日記

サウナのある暮らし🍺 🐤


初めてサウナの無い銭湯に行ってみた結果・・【 ぬくい湯 】

この日は小金井市の「ぬくい湯」さんへ。

割と近所で以前からこのルックスが気になりまくりであったが、「サウナが無い」という事で行くことはないんだろうな・・と思ってたんだけど、最近「東京銭湯コレクションカード」(一枚 100 円)というカードを集め始めて、それも目当てで逝ってきました。

看板が無きゃ銭湯、あるいは何かの店だとは気付きにくい外観。。

この自動券売機だけが現代的といえば現代的であった。電子マネーとかに対応してる。

下駄箱の左右にいきなり男湯と女湯の入り口がある。そう、フロント式ではなく昔懐かしいあの番台式なのであった。

1963 年創業、現在の建物は 1972 年に建て替え、築 53 年である。とっくに廃業してしまったが、小学生の頃の近所の銭湯がこんな感じだった。

番台にはお父さんが座っていることもあり、若い女性は入りづらいかもしれない。

女湯側からまるで壁も何も無いような音量でおばちゃんの常連トークが聞こえてくる。

脱衣所をお見せできないのが残念だが、そちらもものすごいレトロだ。応接セットの上には『パンダ銭湯』の絵本に新聞『赤旗』、古そうな水槽にはメダカの姿が。

ソファの後やロッカーの上には段ボールの箱などが積んであるなど雑然としている。

ガラスケースの中の剃刀とか石鹸は何か崩れてるし笑、棚の上に並んでいる表紙が日焼けしたマンガも絶妙なセレクト(『ミナミの帝王』とかその辺のコンビニコミック)だったりして昭和レトラーには突き刺さりまくる。。

この冷蔵庫もうちに欲しい・・飲み物は現在は 120 円。ビールのスーパードライは 300 円と良心的な価格。ドリンクやアメニティ、ドライヤーも入り口の券売機で購入する。

この公式 Twitter アカウントも味があっていいのだけれど、2022 年 10 月に開始されて翌 11 月には更新が止まっていた・・がんばれ。。

なんというか、まったく「良く見せよう」とか「作ってない」ところがいい。「天然記念物」を発見してしまった感じ・・。

脱衣所に入った瞬間に上の浴室の全貌が見えていたのだが、平日この時の男湯は私の独り占めであった(後から3、4人のお客があった)。

まず、臙脂色(濃い赤茶)の床のタイルが見たことない。左右と中央にカラン、真ん中のカランは鏡無し。露天風呂・サウナ・水風呂は無い。正面に木の浴槽が一つあるのみ。浴槽は右 1/3 が青森ヒバの湯になって区切られている。

この青森ヒバと檜の浴槽は立派だ。そして深い。体操座りで湯面が口元か鼻の下あたりまでくる深さ。こりゃあったまるわ。。

事前情報でお風呂が 45 ℃(?!)と聞いていたけれど、湯温は曜日によって違うらしく、この日は「ふつう」との事。

帰りに表の看板を見ると、土曜がガンガン熱くて日祝はぬる目らしい。

まずは左側、ジェットの2つ付いた広い方へ入る。「普通」の日の筈が体感 42 ℃ くらいに感じる・・。ジェット、右側は片方の噴出が故障して出ていない。

1センチ角のタイル絵はパステル色調の、風車のある東欧っぽい(銭コレカードの説明より)メルヒェンチックなもの。赤茶の床タイルといい、このタイル絵といい、どこかちぐはぐでギャップ萌え。煙突も萌エモい。

それにしてもカランの高さも男湯と女湯を隔てる壁も低い気がする。壁はせいぜい 180 センチくらいで、シャンプー(浴室に数セット配備)を乗せる台に立ったら隣が見えてしまうのでは・・。

女湯側からおばあちゃんの声で(分からんけど)「い〜ち〜・・にい〜・・さ〜ん・・しい〜・・」と湯に浸かりながら数えるのが聞こえてくる。

こちらも熱い風呂を出ると水シャワー・・は無かったのでケロリンの桶で水を豪快にかぶる。

「ひゃっほい!!w」

「フゥワッフー!!!w w w」

などと、貸切状態をいい事に、ケロリン桶で掛水を浴びる度に叫んだりして。

入り口横だけ別のシャワーヘッドで「ナノバブル美肌ミストシャワーです」とあったが、お湯しか出ず。

交替浴2セット目は右側の「青森ヒバの湯」で。といっても、木の板が渡してある浴槽の区切りは上の部分だけで、下では繋がっているのだが。だから湯温も同じ。壁側からゴボゴボとバイブラが出ている。湯沸かしは「薪」である。

側にある青森ヒバのチップの袋は浴槽には沈めず、そのまま香りを楽しんでくださいとの事。説明を読む。青森ヒバ(別名・アスナロ)は林学博士・本多静六によって発見され、植物学者・牧野富太郎が「ヒノキアスナロ」と命名、か。

たまに各地の銭湯で季節の変わり湯でやっている「青森ヒバの湯」がこちらでは毎日入れるわけだ。

新規サウナ散歩 401 湯目は小金井市に最後に残った銭湯「ぬくい湯」でした。

仙川(せんかわと読む。京王線の駅名の方は せんがわ)の源流ポイントが近い。ここから流れ始めて?野川に繋がるのかな??

ややこしいけど、このあたりは小金井市なんよね。よくお世話になる「おふろの王様 花小金井店」は実は小金井じゃなくて小平市だったり。

だから、「小金井市カテゴリー」の最初で最後なのかな・・と思えば今年の年末に武蔵小金井駅高架下に「極楽湯」が「RAKU SPA 武蔵小金井(仮称)」をオープン予定なのだった(!)

サウナ無いけど、今後当ブログではこのタイプの銭湯も機を見て訪問するようにして「温冷交替浴」も強引にサウナとしてカウントします。。

つまりサウナが無いゆえ「サウナイキタイ」のデータベースに載ってないんだよね。その意味でもサウナ無し銭湯は新鮮でありました。温い(ぬくい)し、エモい。

でも、不謹慎ながらこの店も時間の問題のような気もする。

奇跡的に残っているような貴重な銭湯かと思うので、気になった人は行ってみてくだされ。

サ(前)飯は「○つばき食堂」さんで。先にここで食いたいなと思って、この少し先の「ぬくい湯」の存在を思い出したのでした。

いつものネギ味噌ラーメンにメンマ、ご飯。

ごちそうさまでした(^人^)

 

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