今回のサウナ散歩は渋谷区恵比寿。予定していたバイトのシフトが急にキャンセルになるという、本来無かったはずの嬉しいプレゼント・・サプライズなサ活です。仕事がキャンセル → 5時間空いた → サウナ!という思考回路。『サ道』のこいつばりにジャンキーです。。
©️ タナカカツキ『サ道』
さて、セットで訪問したラーメン屋さんから歩くこと1分の「ドシー恵比寿」。建物がやけに細長い。上のほうの階がカプセルホテルだな。
前払いで入浴料を支払いタオルセットのバッグを受け取って案内されてから、館内完全禁煙であることに気付きました。断ってから再び駅前の喫煙エリアでラーメン後の一服してから再入館。この時間はカウントされずに1時間分の 1000 円でした(それでも 2 時間近くサウナにいたと思うのだが)。
ドシー恵比寿のお風呂とサウナの感想
エレベーターからフロントに出た瞬間から館内のデザインに面食らいます。
ドシー恵比寿 HP より
ミニマルでシンプルで統一されたデザイン。
フロント階の奥にある休憩スペース。コンセント・Wi-Fi あり。
上の階の男性サウナへ。脱衣所の前で初めて靴を脱ぎます。靴箱は無い。ロッカーも数えたら 15 個しかない。スペースの問題なんだろう。狭小デザイナーズマンションみたいだ。浴室を一瞥、ここで「何か変だな」と気付く。水風呂が・・無い・・!!そして浴槽も見当たらないww 水風呂も湯船も無し。。
正直これは一瞬「やってしまった」と思う。急な予定変更でサウナ選定を誤ったか。。
ドシー恵比寿 HP より
そしてサウナ室の向かいにはこんなものが。シャワーかと思ったら打たせ湯式の蛇口の形状。TOTO 社の「ウォーターピラー」というものらしい。15℃、20℃、25℃、30℃、常温の5ブース。シャンプー類の置いてある普通のシャワーも5つほどあって、そちらで頭と体を洗ってからサ室へ。。
ドシー恵比寿 HP より
正面にサウナストーンがぎっちり詰まったストーブとロウリュ用の木の桶と柄杓。その左右に2段のスペース。最大で 12 人だろうか。テレビ、12 分計は無い。正面に、5 分刻み表示の細長い 15 分計の砂時計。温度計を見やると 94 ℃。実際は写真よりもっと薄暗くて、英語と日本語で壁の木目に印刷された注意書きもよく読めない。照明はベンチ下の控えめな電球色のフロアライトのみ。フィンランド式だそう。
ドシー恵比寿 HP より
やっぱりシンプルでクールだ(サウナなのに)。 厚手のサウナマットは足元にもお使い下さいとの事(1人1度に4枚まで)。サウナマットの「℃」の文字を見て、なんで「ドシー」なのかが分かった。上段で 10 分。苦しくない。どうも自分には日本式のカラッカラのサウナよりも本場フィンランド式のほうが相性が良いようだ。サ室内に1人になったのを見計らって桶のミントウォーターをサウナストーンに 10 杯くらい掛ける。熱すぎた。3杯程度が適量。
限界まで汗をかいてから「ウォーターピラーへ」。いちばん右の 15℃。ボタンを押すとタラーっと頭に1本の水流が掛かり肩から背中、腰へと流れ伝う。どうもこの 15℃のだけは調子が悪いのか水流が細く、30℃のほうへ移動。こちらは水道の蛇口全開の3割程度の水流だ。15℃から30℃の移動は体感的に温かく感じる。ギリギリ「水」という水温。ボタンワンプッシュで 20 秒くらい流れる。3度ほどプッシュ。なるほど、これはこれで気持ちいいな。でも、体を洗うほうの普通のシャワーで水シャワーしてる人もいました。水温と水量を自分好みに調節できるからそれもありだろう。自分も〆はそれにした(笑。
さて、奥の外気浴スペースへ移動。非常階段のスペースで、屋外といっても、隣のビルの壁が目の前に遮っていて日は差さず、サウナ室よりも薄暗い。3脚あるととのいイスへ腰を下ろして休憩。明治通りを走る車の音・・。この外気浴スペース、あるか無いかでえらい違いだ。ちなみにイスに掛水ができないので、気になる人はサ室で使っていた自分のサウナマットを敷くといいだろう。非常扉の前にも縁台のような木のベンチがあって、そちらのほうが外気の具合がちょうどいいかも。
結局ウォーターピラーの水温変化を楽しみながら4セット。最近では日和って平均2セットくらいになってるんだけど、制限・制約がある分、サウナに集中できた。テレビも BGM も無いので自分と向き合うしかない(テレビ要らん派です)。
しかし何から何までオシャレで感動すらおぼえる。気分は JR 恵比寿駅の発車メロディーだ。
コメント欄でみんな恵比寿駅だ!ヱビスビールだ!言ってるw この日のサウナ中にずっと頭から離れなかったりして。。
とにかく「オシャレでないもの」「ダサいもの」を徹底的に排除している(ちなみにドライヤーは無印良品。自販機すらなくて飲み物はフロント横のガラス戸の冷蔵庫)。引き算の美学というのか、設計者の思想が読み取れる。水風呂・浴槽が無いにも関わらず、個人的には殿堂入りサウナとさせていただきたい。
まとめ
まるで一遍の優れた短編小説を読んでるような気分になったサプライズなサ活でした。「これをプロデュースしたのは誰だ?」っていう。あと、お客は見た感じ 20 代〜30 歳くらいに見える若い人ばかりでした。カプセルホテル系といえばオッサウナが相場なのに・・w
再訪リスト入りですな・・水風呂が無いという制約の分「サウナ」に向き合えたというか。どちらかというと水風呂が主役でサウナは脇だったんだけど、「軟水」「黒湯」「不感湯」「炭酸泉」に加えて「フィンランド式」というワードが新たにインプットされました。次はもっと時間のある時に5セット以上してみたい。今回覗き忘れたけど、上のカプセルルームにも何かあるに違いない・・姉妹店の(男性専用なのに)「ドシー五反田」にも近いうちに行ってみよう。
その他過去に訪問したフィンランド系サウナ ↓
施設情報
✅ 営業時間:12:00 〜 翌日 10:00
✅ 入浴料金:
1 時間 1000 円(延長 1 時間ごとに 500 円)
大小タオル付き
✅ 温度設定:
サウナ 96 ℃・シャワー 常温・15・20・25・30 ℃
✅ 駐車場:なし
✅ Wi-Fi・電源:あり
✅ 無料アメニティー:シャンプー・
コンディショナー・ボディーソープ・ドライヤー
✅ 休憩・作業スペース:あり
✅ 最寄駅:JR 山手線「恵比寿駅」西口徒歩 1 分
✅ 地図
公式サイト・サウナイキタイの口コミ
サイトもシャレオツです。
こちらでセミリタイア日記書いてます 🐤