ブログ柄、毎月 10 数回のペースで都内各地(主に多摩)の銭湯やスーパー銭湯に足を運んでいる。昔ながらの普通の銭湯のほうはサウナ付きの施設限定である。この「都内サウナ巡り」発足当初は「スーパー銭湯」一辺倒だったのだけれど、途中から路線修正して「ノーマル銭湯」にも通うようになった。
そろそろ武蔵野多摩地域の全サウナ施設(宿泊・フィットネス施設除く)の踏破が見えてきた。全部回ったら「多摩おすすめサウナ 10 選!」みたいなまとめ記事にしようと考えている。ここでハタと気付いたが、自分が他人におすすめしたいようなサウナって、今のところスーパー銭湯ばかりだな、と。ホーム店のように通っている何軒かのサウナも全て、スパ銭、またはスパ銭に近いノーマル銭湯だ。
前置きはこのくらいにして、今日は主に「スーパー銭湯の良さ」を列挙してみる。
給水器がある
冷たい水が飲み放題の給水器。サウナーにとってはこれが最重要事項かもしれない。普通の銭湯でこれが設置されている店は今まで1軒しかなかった。銭湯で水分補給する場合は脱衣所の自販機等で水を買うしかない。東京都の銭湯の入浴料は 470 円。サウナは別料金で 200 円〜230 円という設定の店が多い。水代・飲み物代でコスト的にスーパー銭湯価格になってしまったりする。
露天風呂がある
外気浴ができるので。風呂の種類も多く、たいていととのいイスやベンチ等の腰掛ける場所も用意されている。たま〜に露天の無いスーパー銭湯もある。逆にノーマル銭湯で露天が付いていると非常にポイントが高い。リピートしているノーマル銭湯は全部露天ありの店です。
ぬる湯の内湯がある
人肌くらいの温度の不感湯。水風呂でキンキンに冷やされた後に入ると格別。いまのところ5割のスパ銭に設置されてる感じ。無い店には無い。ノーマル銭湯でもある店にはあったりする。
温泉である
正直、温泉の効用の知識も実感もあまりないけれど、東京の黒湯なんかはすごく好み。確かに水道水とは違う。温泉じゃないスパ銭もたま〜に見かける(その分入浴料が安かったりする)。
コンディショナー(リンス)とドライヤーが無料
ノーマル銭湯の場合、シャンプーもボディーソープも置いていないか、置いてあってもシャンプーはリンスインシャンプーの店がほとんど。スパ銭はシャンプーとは別にコンディショナーが置いてあるのが意外と普通にありがたい。サウナは、たぶん髪が痛むっす。パワフルな業務用チックなヘアドライヤーも無料で使い放題だ(ごくたま〜に有料の施設もある)。
駐車場がある
多摩地区近郊では大きな無料駐車場が付いているのが普通。筆者のサ活は 100 % 平日なので、普通の銭湯でも店の駐車場があればたいていそこに駐めることができている。
逆に言うとスパ銭は駅から遠い立地が多いというのがデメリットかも。最寄駅から送迎バスというパターンの施設がけっこう多い。
コスパが良い
「スーパー」という枕詞にだまされて高級なイメージのスーパー銭湯だけど、実はサウナ代別のノーマル銭湯の料金(平均 650 円としよう)に 200 円か 300 円上乗せするだけで利用できるのだ(1000 円以上するスパ銭もたま〜にある)。
上記の6大メリットに加えて、たいていの施設にお食事処・お休み処・髪切り処・揉み処などの全部かどれかが必ず付いている。自分は最近あまりしないけれど、お休み処のリクライニングでマンガを読んだり、Wi-Fi 設備のある施設では作業スペースでブログを書いたりもできる。車じゃなければ、毎回お食事処で湯上りのビールを飲みたいものです。
ノーマル銭湯の良さ
ここまで書いて、逆に昔ながらの銭湯の良さってなんだろうと考えてみる。地元感、マニアック感、アナログ感、昭和感、地域生活感、アットホーム感、おじいちゃん感・・総じて「雰囲気」「味わい」という事になるだろうか。
この先、23 区内の銭湯へは電車で訪れることも多いかと思うので、そういった町のフィーリング、ノリも店の周辺を散歩したりしながら掴みたいものです。